社長の留魂日記

ホセマリア・シシリア展「想起に導かれて」スタートしました❗️

当家旧宅で開催された9月30日からスタートしたマグダレナ・ソレ展も10月7日に無事終了。10月8日?10月9日の準備期間をおいて、10月10日?10月12日までいよいよ、 ホセマリア・シシリアさんのサムライハウス展・想起に導かれて がスタートしました。

10月10日も秋晴れの良い天気。残暑が厳しかった今年の盛岡。でも10月8日の大雨をきっかけに一気に季節は秋モードに。
10時からオープニングはアートプロジェクト2016の関係者以外、 ご親戚、ご友人、地域の皆様含め50人位の方にご参加を頂き、オープニング セレモニーを10時から開催しました。 余興はこの展示会で当家の代々ご先祖を 演じて頂く盛岡出身の若手の能楽師、金野 泰大(ひろまさ)さんの素晴らしい舞でした。

ホセさんが昨年の2月から半年近くかけて 作成した着物をモチーフにした巨大な作品。
ホセさんが、震災直後からボランティアとして入った被災地の、津波の音、鳥のさえずり、津波の到達を知らせる役場の女性職員の
声、多くの人々の混乱の音、自然の光、願い、、幼い日の記憶、笑い声などをパソコンで入力しその周波数と時間軸から2次元に変換記号化した形の刺繍がびっしりと縫い込まれた作品。東日本大震災の被災地で何十ヶ所もワークショップや展示会を開催したホセさんの震災の象徴のような作品です。この作品をのれんのようにくぐって旧宅内に入ります。

旧宅内では金野さんが当家の代々の霊として家の中のあらゆる場所を歩いたり、舞ったりします。入場者には和菓子の竹芳の長澤武久さんが、ホセさんが光をイメージした木型で作成した美味しい和菓子が振舞われます。
ソーレさんの写真展とはまた違って、不思議な展示ですが震災直後からずっと、被災地に 寄り添った外国人アーティストの日本への愛がこもった展示会でした。

当家代々の霊を演じている金野さん。ホセさんによれば、人間には見えないだけで先祖の霊は常に我々の身近に存在して

いるそうです。金野さんがそれを体現してくれています。

作品の後ろの常居の座敷に飾られたお花も素晴らしかったです。

入場者全員に振る舞われた竹芳さんの和菓子。ホセさんの光のイメージを長澤武久さんがうまく表現して頂きました。

切り口も美しかったです。

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